「文豪シリーズ ~不良文豪とホスト~」シナリオ公開(6)
スタッフMです。
ドラマCD「文豪シリーズ ~不良文豪とホスト~」シナリオ公開(6)は第3話、『文豪、取材旅行をする』後篇です!
坂口の持っていた、怪しげな瓶を割ってしまった谷崎、中原。その驚くべき中身とは……?
*****************************************
坂口 「今君たちが落とした瓶の中身……実は、『洗脳薬』なのだ」
中原・谷崎「洗脳薬~!?」
坂口 「とある人脈を伝って手に入れた、最新科学技術の結晶――それを飲んで最初に見た者に一生服従してしまうという恐ろしい薬だ。その効き目は凄まじく、気化した液体を吸い込むだけでも効果があるという……」
中原・谷崎「……ははっ」
中原 「つまんねえ冗談やめろよな」
谷崎 「そんな薬あるわけないだろう」
坂口 「(真剣に)嘘だと思うなら目を開けて、僕の顔を見てみればいい。ただし、どうなっても知らないからな」
中原・谷崎「うっ……」
中原 「た、確かに……考えてみればここは天国だ、どんな不思議な薬があってもおかしくないような……」
谷崎 「平成地区に行けばスマホとか、俺たちが生きていた頃なら魔法としか思えん物が手に入るくらいだ……俺たちが知らないだけで、洗脳薬も存在しているのかもしれん……」
中原 「ああ……何か俺、心なしかクラクラしてきた気がする」
谷崎 「くっ、言われてみれば……」
坂口 「薬が効いてきたのかもしれんな」
中原・谷崎「ええっ!?」
坂口 「強力な薬だ……もしかしたら目を閉じたままでも何らかの影響があるのかもしれん」
谷崎 「冗談じゃない! 美女相手ならこんな薬を使わずとも一生服従を誓うが、男になんて最悪だ!」
中原 「俺だって嫌だ! 今何かあってもここで目を開けるくらいなら死んだ方がマシだ! もう死んでるけど!」
谷崎 「おい坂口、解毒剤は持っていないのか!?」
坂口 「いや、そういったものは……」
中原 「ないのかよ! ああ、もう終わりだー!」
谷崎 「こうなったら目を閉じたままここを出て、誰か美女の前で目を開けるしか……っ」
坂口 「毒じゃないので解毒剤はないが、中和させる方法ならある」
中原・谷崎「何ッ!?」
*****************************************
中和する方法とは!?二人は洗脳を回避できるのか!?
続きは試聴で公開予定です♪
さて、次回からはいよいよ試聴をお届け予定ですので、更新をお楽しみに♪