「文豪シリーズ ~文豪の神様~」シナリオ公開(3)
こんにちは、スタッフMです。
ドラマCD「文豪シリーズ ~文豪の神様~」シナリオ公開を更新しました!
今回は第2話、『文豪、レジャー施設へ行く』前篇です!
とある事情から志賀直哉の希望で、平成地区で流行のレジャー施設に行くことになった志賀、芥川、太宰。
スポーツ大好きな志賀がはしゃぐ一方で、あとの二人は……?
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□レジャー施設・ボウリング場
志賀がストライクを出し、
志賀 「やったーストラーーーーイク!!」
芥川 「(拍手し)お見事!」
太宰 「(面白くなく)無駄に上手いじゃないか」
志賀 「さ、次は君たちの番だ!」
太宰 「自分の実力を見せつけた後で初心者にプレイさせるとは嫌味な奴め……」
芥川 「あ、太宰君も初心者? 僕もなんだよ、緊張するなあ」
志賀 「大丈夫、真ん中を狙って球を転がすだけだ、誰でもできるさ!」
芥川 「そうはいってもねえ……太宰君、君からやってくれないか」
太宰 「わかりました、芥川先生がおっしゃるなら喜んで!」
志賀 「君らは非力っぽいから軽めの球がいいだろう。その黄色い球にするといい」
太宰 「(ボソッと)チッ、非力で悪かったな……」
棚から軽い球を取り、
芥川 「太宰君、頑張って」
太宰 「はい、頑張ります!」
位置について身構え、
太宰 「せーのっ(投げる)」
投げた球はあえなくガーターへ。
太宰・芥川「あっ……」
志賀 「あちゃーっ、ガーターか~! 大丈夫、もう一投あるぞ、ドンマイ☆」
太宰 「あんたホント絶妙にムカつくな……!
(小さく独り言で)そうだ、次はあのピンを志賀さんだと思って……!」
戻って来た球を取って、再び位置へつき、
太宰 「(ブツブツと)志賀直哉……死んでるけど死ねーっ!」
十本すべて倒し、
芥川 「(拍手)おおーっ!」
志賀 「スペアだ、なかなかやるじゃないか太宰君!」
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太宰氏の志賀氏への恨みは尋常ではない様子です!!
次回シナリオ公開は第2 話、『文豪、レジャー施設へ行く』後篇です!
更新をお楽しみに♪