──本日の収録の感想についてお願いします。
黒瀬快音役 櫻井孝宏さん(以下、櫻井さん):ダミーヘッドマイクでの収録経験はあるのですが、ここまでアクティブに動くアフレコは今までになかったですね。近づいて、遠ざかって、しゃがんでと、マイクの性能をフルに活用してるので、その場にキャラクターと一緒にいるような気持ちが味わえますよ。
──初めてこの「息遣いシリーズ」という企画を聞いたとき、どう思われましたか?
櫻井さん:僕らの仕事って、息遣いの芝居がけっこう多いんです。養成所時代、恩師に「お医者さんならお医者さん、プロ野球選手ならプロ野球選手、それぞれ職業の人の呼吸になればその役になりきることができるんだよ」と言われました。禅問答みたいで、当時は何を言っているのかサッパリ分からなかったんですけど、最近少しずつ理解出来てきましたね……。息一つとっても千差万別、これからも精進しないとです。
なので、この企画を聞いた時は「さすが、藤原さん!」って思いました。イロモノっぽさもあるんですが、取り組み方次第で深いものにもなり得る企画ですね。今作はイタズラ心もふんだんに盛り込まれていて、誘導型シチュエーションコメディ的な面白さがあります。
──演じられたキャラクターについて教えてください。
櫻井さん:調子の良い現代っ子。上司に恵まれましたね(笑)。社会人としてちょっと足りない部分もあるんですけど、白河内さんのフォローに支えられて頑張ってます。きっと彼自身にも見どころがあるんですよ。ちょっとチャラいんですけど、可愛げや愛嬌がありますね。
――櫻井さんご自身が尊敬している先輩はいらっしゃいますか?
櫻井さん:やっぱり藤原さんですね!頭が上がらないです。あのサングラスの奥の瞳がとても愛らしいです(笑)。
──このCDには「息遣いの色っぽさ」がたくさんあると思うのですが、櫻井さんご自身が異性の息づかいで色っぽいと感じたことはありますか?
櫻井さん:……パッと思い付かないです(苦笑)。多感な時期を男子校で過ごしてしまいまして……無念です。どちらかというと、息遣いよりも、仕草にドキっとするのかも。職業柄、そういうものに溢れて生活しているので、感覚が鈍くなってきてるかもしれないです。勿体無いですね(笑)。
──最後にこのCDをこれから買おうと思っているファンの方へメッセージを一言お願い致します
櫻井さん:期待通りの内容だと思います(笑)。シチュエーション毎の息遣いの違いを楽しんで下さい!
――ありがとうございました。